「アメリカへの投資はチャンスだ」というマインドセットの裏にあるもの
公明党の岡本三成政調会長は、関税交渉の結果アメリカへの投資が求められたことについて、こう語った。
「アメリカに投融資できる機会を得た、とマインドセットを変える事が重要」
一見すると前向きな提案に見えるが、実態を知れば知るほど、この発言が「自己洗脳」に近いものであることが明らかになる。
📄明らかになった実態:最大5500億ドル(≒86兆円)、リターンは1:9
内閣官房が公開した「第6回日米関税交渉の結果概要」(令和6年7月25日)には、以下の文言がある:
日本は、政府系金融機関が最大5500億ドル規模の出資・融資・融資保証を提供することを可能にする。
出資の際の利益配分は、日:米=1:9とする。
このスキームの本質は明白だ。
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資金の大半(80兆円超)を日本側が提供
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リターンの大半(90%)をアメリカ側が享受
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「可能にする」という文言は、制度設計済=実行を前提としたフレーム
🧨これは「金だけ出して口は出せない」植民地型スキーム
一言で言えば:
日本の国富を使ってアメリカの産業を育てるスキーム
日本国内には雇用も技術移転も約束されていない。
これはもはや「共同投資」ではなく、「献上」である。
しかもこの巨額投資に国債は使われない
拠出の原資は以下のいずれかになると推測される:
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外貨準備高
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政府系金融機関(JBIC、日本政策投資銀行など)の融資枠
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年金・郵貯などの準公的資産の動員
つまり、民主的な財政審議も経ずに、国民の金融資産が流用される構造である。
結論:「マインドセットを変えよう」は、搾取受容の自己催眠である
本件の本質は、以下の一点に尽きる。
通貨を発行したくないという“思考停止の国家”が、国民資産を使って他国を支援しているという異常
その異常を「チャンス」と言い換えるために使われているのが「マインドセットの転換」という言葉である。
これほどの裏切りに対して、私たちは「前向きに受け入れろ」と言われている。
国家に必要なのは“ファンド”ではなく“責任ある通貨主権”
もし本当に未来のための財源を確保したいのなら:
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通貨発行の正しい理解と活用
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国内再投資による成長基盤の構築
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政治的責任の明確化
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実態に基づいた外交交渉
これらこそが、国家にとって真の「チャンス」である。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/tariff_measures/dai6/250725siryou1.pdf
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